「NISAとは何か?」
投資を始めようと調べると、今や必ず目にする制度だと思いますが、仕組みや使い方についてまだまだ分かりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
NISAは、会社員・サラリーマンが資産形成を進めるうえで、最も重要な制度の一つと言っても過言ではありません。
本記事では、30代サラリーマンの視点から、新NISAの仕組みやメリット・デメリット、実際の使い方について分かりやすく解説します。
NISAとは何か?
NISAとは、投資で得た利益が非課税になる国の制度です。
NISAとは
2014年にスタートした「少額投資非課税制度」。
イギリスの制度ISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルとして、NISA(Nippon Individual Savings Account:ニーサ)が始まりました。
通常、株式や投資信託などで得た利益や配当金には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を利用することで、非課税になります。
このため、長期投資を行うほど、節税メリットが大きくなる制度です。
また、2014年の制度開始以降、以下のように制度の見直しがされてきました。
- 2014年:一般NISA開始
- 2016年:ジュニアNISA開始
- 2018年:つみたてNISA開始
- 2024年:新NISA開始
なお、新NISA以外の制度については、既に終了しており、新規の利用はできません。
新NISAの仕組み(旧NISAとの違い)
2024年から、NISA制度は「新NISA」に生まれ変わりました。
新NISAでは、以下2つの投資枠を使うことができます。
つみたて投資枠(非課税枠:年間120万円)
- 長期・積立・分散投資向け
- 投資信託が中心
成長投資枠(非課税枠:年間240万円)
- 個別株やETFにも投資可能
- より柔軟な運用が可能
新NISAのポイント
- 非課税保有期間が無期限
- 制度が恒久化
- つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能
- 年間投資枠が拡大
- 非課税保有限度額(1,800万円)が設定
- 非課税保有限度額の再利用が可能
長期で資産形成を行う会社員にとって、非常に使いやすい制度となりました。
NISAのメリット・デメリット
NISAのメリット
- 投資利益が非課税
- 長期投資との相性が良い
- 少額から始められる
特に、長期で積立投資を行う場合、複利効果+非課税の組み合わせは非常に強力です。
NISAのデメリット
- 損益通算ができない
- 元本保証ではない
- 短期売買には向かない
NISAは「増やすための制度」であり、投資自体のリスクが減るわけではないです。
むしろ、損益通算できないため、個別銘柄への投資は、銘柄選定がより重要になります。
損益通算とは
同じ年度内に発生した利益と損失を相殺できる仕組み
会社員・サラリーマンはNISAを使うべき?
結論から言うと、ほとんどの会社員はNISAを使うべきです。
理由はシンプルです。
- 給与所得には税金がかかりやすい
- 投資利益を非課税にできる手段が限られている
NISAは、会社員が合法的に税負担を軽くできる数少ない制度です。
FIREを目指す上でも、NISAは資産形成の重要な土台になります。
FIREを目指す考え方や必要資産については、【FIREとは?会社員でも目指せる仕組み・必要資産・現実性】で詳しく解説しています。
NISAで何に投資すればいい?
NISAでは、長期投資に向いた商品を選ぶことが重要です。
おすすめの考え方
- インデックスファンドを中心にする
- ノーロードファンドを選ぶ
インデックスとは
市場全体の指数に連動する運用を目指す投資信託です。
ノーロードファンドとは
購入時手数料のかからない投資信託のことです。
短期的な値動きを追って利益を狙うより、淡々と積み立てることがNISAを有効活用できる一つの使い方です。
私が実際に活用している投資対象や考え方は、インデックス投資の解説記事【インデックス投資はFIREに最適?S&P500と全世界株(オルカン)の違いと私の選択】で詳しく紹介しています。
NISAを始めるための手順
NISAを始める流れはシンプルです。
① 証券会社を選ぶ
自宅にいながら口座開設や商品の購入が可能な、ネット証券を選ぶのがオススメです。
私自身は楽天証券を利用しています。
実際の使用感については、【FIREを目指す私が楽天証券をメイン口座にしている理由【5年利用の本音レビュー】】で詳しくレビューしています。
② NISA口座を開設する
NISA口座には以下のような特徴があります。
- 1人1口座のみ
- 他社との併用は不可
NISA口座の移管には手続きが必要になるので、できるだけ自分に合った証券会社を選びましょう。
各証券会社の特徴をまとめたレビュー記事は今後公開予定なのでお楽しみに!
③ 投資商品を選び、積立設定する
先ほど触れた、ノーロードインデックスファンドの積立設定をすればOK。
- 毎月一定額を設定
- 自動化するのが継続しやすくするコツ
具体的にどのようなインデックスファンドがオススメかはこちら
NISAについてよくある質問
Q:NISAはいくらまで投資できますか?
新NISAでは、年間投資枠と生涯投資枠が設定されています。
年間投資枠は360万円、生涯投資枠は1,800万円に設定されています。
無理に投資枠を埋める必要はなく、自分の収入や生活費に合わせて、継続できる範囲で利用することが大切です。
Q:途中で売却したらどうなりますか?
利益が出ていれば、非課税で受け取ることができます。
ただし、複利の効果を活かすためにも、長期投資を前提とした制度であることを理解しておきましょう。
また、損切りした場合でも損益通算はできないことに注意しましょう。
まとめ:NISAは資産形成のスタートライン
NISAは、「投資で必ず儲かる制度」ではありません。
しかし、
- 税制面で有利
- 長期投資と相性が良い
- 会社員でも使いやすい
という点から、資産形成のスタートラインとして最適な制度です。
当サイトでは、NISAを活用した投資方針や、実際の資産推移を月次で公開しています。
興味のある方は、ぜひあわせてご覧ください。
・当サイトの具体的な投資ルールや積立方針について【30代サラリーマンの投資方針|長期積立でFIREを目指す理由】
・NISAを活用した実際の運用状況について【月次資産公開|積立投資のリアルな資産推移】
